日経平均先物が7万円突破|夜間取引の見方と新NISAの判断

日経平均先物が7万円突破。10月2日の夜間取引で一時70,190円、現物の終値は68,309円

「日経平均7万円」がXのトレンドに上がっていました! ただ、正確に言うと7万円を超えたのは日経平均そのもの(現物)ではなく、大阪取引所で夜も取引されている日経平均先物です。10月2日の夜間取引で一時70,190円(23時9分)まで上がり、翌朝6時に69,760円で取引を終えました。現物の日経平均は、同じ日の15時30分に68,309円で引けています。

「月曜は7万円から始まるの?」「最高値の近くで新NISAの積立を続けて大丈夫?」と気になった人も多いはずです。この記事では、日本経済新聞の相場データ、日経平均の公式サイト(日経平均プロフィル)の終値、日本取引所グループの取引時間、金融庁のNISAの案内だけを根拠に、何が起きたのかと、積立投資をしている立場でどう受け止めるかを整理します。

私は新NISAで、S&P500とNASDAQ100を8対2で積み立てています。日経平均の大きな動きは日本の個人投資家みんなの気分を左右するので、まずは数字を冷静に読む材料をそろえました。

📢 追記(2026年10月6日)

その後、現物の日経平均も10月5日に取引時間中に70,072円をつけ、10月6日に終値70,683円で約3か月ぶりに7万円台を回復しました。6月の最高値の日とのPERの違いや、新NISAで買う前に見ておきたい点は、日経平均7万円で新NISAは買っていい?|PERは6月より低いにまとめています。

目次

結論|7万円を超えたのは夜間の先物。月曜の日経平均はまだ決まっていない

🧭 この記事の要点

  1. 何が起きた 10月2日の夜間取引で、日経平均先物(12月物)が一時70,190円。終値は69,760円で、日中の終値より1,110円高。現物の日経平均は68,309円で、3日ぶりに下げて終わっています
  2. 背景 日本経済新聞の週間展望によると、9月の米雇用統計で就業者数の伸びが予想を下回り、米国の早期の利上げ観測が後退したことが追い風になりました
  3. 月曜は未定 夜間の先物の値段は月曜の寄り付きの目安にはなりますが、日経平均が7万円から始まると決まったわけではありません
  4. 新NISAは 日経平均は最高値72,366円(6月25日)の手前で、7月には1か月ほどで15.1%下がりました。高値圏で一度に買うより、分けて買った方が平均の買値は下がりやすいことを、今年の数字で試算しています

何が起きた?|10月2日夜の日経平均先物の値動き

まず現物から。日経平均は10月2日(金)、前日より647円安い68,309円で取引を終えました。9月30日と10月1日の2日間で3,475円上げたあとで、3日ぶりの下げです。

動いたのはその夜です。大阪取引所の日経平均先物(12月物)は17時からの夜間取引で買われ、23時9分に70,190円の高値をつけました。翌3日の朝6時の終値は69,760円で、日中の終値68,650円と比べて1,110円高(プラス1.61%)です。

10/2夜〜10/3朝先物(12月物)
始値(17:00)68,990円
高値(23:09)70,190円
安値(17:01)68,880円
終値(6:00)69,760円
日中の終値との差+1,110円
(+1.61%)
出典:日本経済新聞 マーケットデータ「日経平均先物」(2026年10月3日6時時点の表示)。夜間取引は10月2日17時〜10月3日6時。日中の終値は10月2日15時45分の68,650円。この夜間取引の結果は、取引日としては10月5日の分に入ります。

なぜ夜に上がったのか。日本経済新聞の週間展望(10月3日)は、9月の米雇用統計で非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を下回り、失業率も上がったことで、米連邦準備理事会(FRB)の早期の利上げ観測が「いったん後退」したと説明しています。米国の金利上昇への警戒が和らいだことが、日本株の先物の買いにつながったとみられます。

📌 「3か月ぶりの7万円」の意味

現物の日経平均が終値で7万円を超えていたのは7月1日(70,474円)が最後で、取引時間中に7万円台をつけたのも7月6日が最後です(日経平均プロフィル)。夜間の先物が7万円を超えたことで「3か月ぶりの7万円」と話題になりました。日本経済新聞の週間展望は、10月5〜9日の週に日経平均が約3か月ぶりに7万円をつける場面がありそうだと見ていますが、これは見通しであって確定ではありません。

そもそも日経平均先物・夜間取引とは|現物との違い

ニュースでよく聞く「日経平均」は、東京証券取引所に上場する225銘柄の株価から計算する指数です。一方の日経平均先物は、その日経平均を対象にした先物取引で、大阪取引所に上場しています。違いは取引時間にあります。

🏙️ 日経平均(現物)

  • 225銘柄の株価から計算する指数
  • 東京証券取引所の株価で計算
  • 取引時間
    9:00〜11:30
    12:30〜15:30
  • 新NISAでは、連動する投資信託・ETFなら投資できる

🌙 日経平均先物

  • 日経平均を対象にした先物取引
  • 大阪取引所に上場
  • 取引時間
    日中 8:45〜15:45
    夜間 17:00〜翌6:00
  • 先物そのものは新NISAでは買えない

出典:日本取引所グループ(取引時間)、金融庁「NISAを知る」(NISAの対象は株式・投資信託など)。

東証の現物は10月2日15時30分に68,309円で終了。大阪取引所の日経平均先物は日中終値68,650円、夜間に17時68,990円で始まり23時9分に70,190円の高値、10月3日6時に69,760円で終了
東証の現物は15時30分で終わり、大阪取引所の先物は夜も取引が続く。出典:日本経済新聞マーケットデータ、日本取引所グループ

東証が15時30分に閉まったあとも、先物は夜の間ずっと取引されています。米国の経済指標や株式市場の動きが日本時間の夜に出るので、夜間の先物はそれを先に値段に反映するわけです。そのため、夜間の先物の終値は「月曜の日経平均がどのあたりから始まりそうか」の目安としてよく見られます。

ただし、あくまで目安です。10月2日は金曜なので、月曜の朝までに土日をはさみます。その間のニュースで状況が変わることもあり、月曜の日経平均が7万円から始まると決まったわけではありません。

日経平均は今どこにいる?|最高値72,366円の手前、7月には15%下落

「7万円」という数字だけを見ると過熱しているように感じますが、今年の流れの中で見ると印象が変わります。

日経平均の推移。2025年末50,339円から6月25日に最高値72,366円、7月29日に61,434円まで下落し、10月2日は68,309円。夜間の先物は高値70,190円、終値69,760円
月末の終値に最高値と7月の安値の終値を加えて結んだ線。出典:日経平均プロフィル、日本経済新聞マーケットデータ
時点日経平均の終値
2025年末50,339円
最高値(6/25)72,366円
7月の安値(7/29)61,434円
最高値から−15.1%
10月2日68,309円
年初から+35.7%
最高値まであと5.9%
出典:日経平均プロフィルの日次終値から当サイト計算。2025年末は12月30日の終値、最高値は2026年6月25日の終値。取引時間中の最高値は6月22日の72,831円。

日経平均は今年、年初から35.7%上がっています。その一方で、6月25日の最高値から7月29日までのおよそ1か月で15.1%下がりました。6月下旬から7月上旬には、7万円を上回ったり下回ったりを何度もくり返しています。「7万円」は、今年すでに一度通った水準なんです。

「最高値の近くで買ったら負け?」|7万円台で買い始めた2人の試算

高値のニュースを見て気になるのは、「今買って、また15%下がったらどうしよう」という不安だと思います。そこで、日経平均がちょうど7万円台だった6月30日(終値70,062円)に20万円を一度に入れた人と、同じ日から月末ごとに5万円ずつ4回に分けた人を、日経平均の終値で比べてみました。

6月30日に20万円を一括で買うと10月2日時点で−5,004円、6月末から月末ごとに5万円ずつ4回買うと+4,487円。平均の買値は70,062円と66,811円
日経平均の終値で計算した指数ベースの試算(手数料・配当を含まない)。出典:日経平均プロフィルの終値から当サイト計算

10月2日時点で、一度に入れた人は−5,004円(−2.5%)、4回に分けた人は+4,487円(+2.2%)でした。差がついたのは、分けた人が7月末の安いところ(64,362円)でも買えたからです。平均の買値は、一度に入れた人の70,062円に対して、分けた人は66,811円まで下がっています。

⚠️ 「分けて買えば必ず勝つ」わけではありません

この試算は2026年6月末から10月2日までの1つの例で、手数料や配当を含まない指数の計算です。上がり続ける相場では、早く一度に入れた方が有利になります。言えるのは「高値圏で始めても、分けて買い続ければ平均の買値は相場と一緒に動く」ということで、どちらが得かは後になってみないとわかりません。

新NISAで日経平均に投資するなら|先物ではなく投資信託・ETF

金融庁の案内では、新NISAの成長投資枠で買えるのは株式や投資信託などです(毎月分配型や、デリバティブ取引を用いた一定の投資信託などは除外)。先物そのものは新NISAでは買えませんが、日経平均に連動する投資信託やETFなら投資できます。つみたて投資枠で買えるかどうかは商品ごとに決まっているので、証券会社の商品ページで「つみたて投資枠対象」かを確認してください。

先物は、預けたお金(証拠金)より大きな金額を動かせる取引で、新NISAとは別の専用の口座が必要です。夜間の値動きに合わせて売り買いする取引なので、長期の積立とは性質がまったく違います。

すでに全世界株やS&P500のインデックスを積み立てている人は、日経平均の夜間の動きに毎回反応する必要はありません。全世界株とS&P500の違いはeMAXIS Slim比較|オルカンvsS&P500・20代向けポートフォリオに、個別株とETFの配分の考え方は新NISA成長投資枠は個別株かETFか|20代はETF90%+個別株10%にまとめています。

🏦 新NISAの口座がまだない人へ

日経平均に連動する投資信託も、全世界株やS&P500の投資信託も、新NISAの口座があれば100円から積み立てられます。私のメイン口座は楽天証券です。

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私の意思決定ログ|夜間の7万円は、積立を変える理由にならない

📝 私の意思決定ログ

私は20代後半の会社員で、夫婦共働き、40歳でのFIREを目標にしています。新NISAは楽天証券でS&P500とNASDAQ100を8対2で積み立てていて、投資の中心はインデックスです。

今回のニュースを見ても、積立の設定を変える理由にはならないと考えています。夜間の先物が7万円を超えても、それは月曜の日経平均の値段ではありません。そして今年の日経平均は、最高値から1か月で15%下がる場面もありました。上がった日に慌てて買い増すことも、下がった日に売ることも、あとから振り返ると裏目に出やすいと思っています。

だから私が決めているのは、相場の上げ下げに合わせて動くことではなく、下がったときに何をするかを先に決めておくことです。そのルールは株価暴落どうする?20代FIRE民の正しい行動5選とNG行動5選に書いています。

よくある質問

Q. 10月5日(月)の日経平均は7万円から始まりますか?

記事の公開時点(10月3日)では決まっていませんでした。結果は、10月5日の日経平均は69,113円で始まり、取引時間中に70,072円まで上がりましたが、終値は69,946円で7万円にわずかに届きませんでした。終値で7万円台に戻ったのは翌10月6日(70,683円)です(日経平均プロフィル)。

Q. 日経平均先物は新NISAで買えますか?

買えません。新NISAで買えるのは株式や投資信託などで、先物取引は別の専用の口座で行う取引です。日経平均に投資したい場合は、日経平均に連動する投資信託やETFが新NISAの対象になります。

Q. 夜間取引の値段はどこで見られますか?

日本経済新聞の「日経平均先物」のページや証券会社のアプリで、大阪取引所の日経平均先物の値段を確認できます。夜間取引は17時から翌朝6時までです。

Q. 日経平均の最高値はいくらですか?

日経平均プロフィルの公表値で、終値の最高値は2026年6月25日の72,366円34銭、取引時間中の最高値は6月22日の72,831円73銭です。10月2日の終値68,309円46銭は、終値の最高値まで5.9%の位置です。

Q. いまから一度に日経平均に投資するのはありですか?

この記事では特定の投資をすすめません。判断材料として、今年は最高値から1か月ほどで15.1%下がった時期があったこと、6月末の7万円台で一度に入れた場合と4回に分けた場合で10月2日時点の損益が分かれたことを紹介しました。迷う場合は、金額と時期を分けて入れる方法もあります。

まとめ|7万円は「夜の先物」の数字。積立は淡々と

7万円を超えたのは、10月2日の夜に取引された日経平均先物(高値70,190円、終値69,760円)でした。現物の日経平均は68,309円で取引を終えていて、月曜の値段はまだ決まっていません。背景には、米国の雇用統計で早期の利上げ観測が後退したことがあります。

日経平均は最高値72,366円の手前にいますが、今年は1か月で15%下がる場面もありました。夜間の数字に一喜一憂するより、決めた積立を続けること。高値圏で始めても、分けて買い続ければ平均の買値は相場と一緒に動きます。

相場に振り回されない仕組みは、積立設定から

新NISAの積立は、一度設定すれば毎月自動で続きます。私は楽天証券をメイン口座にしていて、投資信託の積立を楽天カードで続けています。

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毎月の積立を長く続けるとどうなるかは月10万NISA積立20年で7,184万円の試算|S&P500シミュレーションに、日本株で話題の半導体銘柄についてはキオクシアはなぜ注目される?株価急騰の理由を初心者向けに解説に書いています。

📚 出典:日本経済新聞 マーケットデータ「日経平均先物」(大阪取引所・12月物。2026年10月3日6時時点:69,760円・前日比+1,110円・+1.61%・取引日10月5日・始値68,990円(10月2日17時)・高値70,190円(10月2日23時9分)・安値68,880円(10月2日17時1分)・前日終値68,650円)/日本経済新聞「日経平均先物、大取の夜間取引で上昇 1110円高の6万9760円」(2026年10月3日)/日本経済新聞「ウイークリー市場展望 日経平均は7万円うかがう、円は下値限定」(2026年10月3日:9月の米雇用統計で就業者数の伸びが市場予想を下回り失業率が上昇、FRBの早期の利上げ観測がいったん後退、2日の夜間取引で日経平均先物が7万円を超える場面)/日経平均プロフィル(日本経済新聞社)(日次終値:2025年12月30日50,339.48円・2026年6月25日72,366.34円(終値の最高値)・6月22日72,831.73円(取引時間中の最高値)・7月1日70,474.96円・7月29日61,434.19円・9月29日65,481.27円・9月30日66,753.72円・10月1日68,956.72円・10月2日68,309.46円、月末終値)/日本取引所グループ「立会時間」(指数先物:日中8:45〜15:45、ナイト・セッション17:00〜翌6:00)/日本取引所グループ「売買立会時」(午前9:00〜11:30、午後12:30〜15:30)/金融庁「NISAを知る」(成長投資枠の対象商品と除外)。いずれも2026年10月3日に確認。

🕒 更新履歴:2026年10月3日 公開/2026年10月6日 現物の日経平均が10月6日に終値で7万円台を回復したことを冒頭に追記し、「10月5日は7万円から始まりますか?」の回答を結果に合わせて更新しました

🛠 この記事の作り方:日経平均の終値は日経平均プロフィルの公表値、日経平均先物の夜間取引の値段は日本経済新聞のマーケットデータの表示値を転記しました。「3日ぶりの下げ」「2日間で3,475円上昇」「年初から+35.7%」「最高値から−15.1%」「最高値まであと5.9%」は終値から当サイトが計算したものです。図2の線は月末の終値に、最高値(6月25日)と7月の安値(7月29日)の終値を加えて結んでいます。一度に買う場合と分けて買う場合の試算は、6月30日・7月31日・8月31日・9月30日の終値で買い、10月2日の終値で評価した指数ベースの計算で、手数料・信託報酬・配当は含みません。本記事は情報の整理であり、特定の金融商品の購入や売買のタイミングを推奨するものではありません。株式や投資信託は元本が保証されておらず、価格の変動により損失が生じる可能性があります。記載のリンクにはアフィリエイト広告が含まれます。

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この記事を書いた人

mのアバター m 20代会社員 / FIRE目指し中

20代の普通の会社員です。手取り20万円台からFIREを目指して資産形成中!投資・節約・副業のリアルな記録を発信しています。一緒にFIREを目指す仲間が増えたら嬉しいです。

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