10年減配なしの高配当株|利回り上位10社と10万円以下の30社

高配当株を買うなら、できれば配当を減らしていない会社がいい。そう思って「高配当株 減配なし」と調べても、出てくるのはランキングや編集部が選んだ銘柄の紹介が中心で、条件に当てはまる会社が全部でいくつあって、その中でどこが上位なのかまでは、なかなか見えてきませんよね。

そこで、私がX(@lifef3000)の高配当株の投稿用に管理しているウォッチリスト316社を、2026年10月9日の終値で数え直しました。直近10年で一度も配当を減らしていない(10年減配なし)、かつ予想配当利回りが3%以上の会社は172社ありました!

この記事では、その中から利回りの高い10社、100株10万円未満で買える30社、名前をよく知っている大手19社を表と図で紹介します。どうやって数えたのか、一覧を見るときに気をつけたい点も、最後まで正直に書いています。

10年減配なし×予想配当利回り3%以上の高配当株は172社(2026年10月9日終値・ウォッチリスト316社のうち)
10年減配なし×予想配当利回り3%以上は172社。利回り上位10社・10万円未満で買える30社・大手19社を紹介します。
目次

結論|10年減配なし×利回り3%以上は172社(2026年10月9日終値)

🧭 この記事の要点

  1. 数えた範囲 東証プライム・スタンダードの約3,100社から10の指標で選び、8月21日時点で利回り3.5%以上だった240社と、以前から追っている大手76社の合計316社。東証の全銘柄を数えたものではありません
  2. 172社 そのうち直近10年の減配なし(10年分の配当実績がある会社のみ)で、予想配当利回りが3%以上。4%以上は100社、5%以上は16社です
  3. 利回りの上位 フェイスネットワーク 6.14%、MS-Japan 5.74%、イチケン 5.44%。ただし上位10社は10社とも、8月21日より株価が下がっていました
  4. 少額・大手 100株10万円未満で買えるのは30社。大手ではトヨタ自動車・積水ハウス・アサヒGHDなど19社が入りました

どうやって数えた?|3つの条件と基準日

「減配なし」と言っても、何年分を見るのか、据え置きは含むのかで数は大きく変わります。今回の条件は次の3つです。

🔍 今回の3つの条件

  1. ウォッチリストの316社に入っている 東証プライム・スタンダードの内国株式(約3,100社)を、売上高・営業利益・1株利益(EPS)の伸び、営業利益率、ROE(自己資本利益率)、自己資本比率、キャッシュフロー、配当の推移、配当性向、配当利回りの10の指標で判定し(配当利回りは判定には使いません)、判定できた項目の8割以上を満たした会社のうち、2026年8月21日時点で予想配当利回り3.5%以上だった240社。これに、以前から追っている大手76社を加えた合計です
  2. 直近10年、減配していない 株式分割を調整した年間配当(実績)が、直近10年のあいだ一度も前の年を下回っていないこと。据え置きは「減配なし」に含みます。上場から日が浅く、10年分の実績がない会社は対象外です
  3. 予想配当利回りが3%以上 会社予想の1株配当÷2026年10月9日(金)の終値。記事で名前を出した55社を含む102社(8月時点の予想で利回り4.35%以上の全社と、3%前後の19社など)は、10月12日にYahoo!ファイナンスで会社予想を確認しました。残りの70社は8月21日時点の会社予想で計算しています

316社のうち10年減配なしは196社、そのうち利回り3%以上が172社です。確認の結果、配当予想が8月から変わっていたのは和田興産(60円→67円に増額)、中本パックス(74円→82円に増額)、日本瓦斯(9月29日の株式分割後の予想36.83円)の3社で、3社とも条件の内側のままでした。

利回りの高い順トップ10

まずは172社を予想配当利回りの高い順に並べた上位10社です。いずれも5%を超えていて、1位のフェイスネットワークは6.14%でした。

10年減配なし×利回り3%以上の高配当株のうち、予想配当利回りの高い順トップ10の棒グラフ
利回りの高い順トップ10。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。
銘柄利回り
1株配当
株価
100株の金額
1. フェイスネットワーク
(3489)
6.14%
45円
733円
100株 7.3万円
2. MS-Japan
(6539)
5.74%
56円
975円
100株 9.8万円
3. イチケン
(1847)
5.44%
180円
3,310円
100株 33.1万円
4. グローバル・リンク・マネジメント
(3486)
5.43%
100円
1,843円
100株 18.4万円
5. 矢作建設工業
(1870)
5.38%
110円
2,046円
100株 20.5万円
6. 和田興産
(8931)
5.33%
67円
1,258円
100株 12.6万円
7. アルゴグラフィックス
(7595)
5.24%
65円
1,241円
100株 12.4万円
8. 野村不動産HD
(3231)
5.19%
44円
847.5円
100株 8.5万円
9. ダブルスタンダード
(3925)
5.14%
70円
1,361円
100株 13.6万円
10. 学究社
(9769)
5.10%
127円
2,492円
100株 24.9万円
利回りの高い順トップ10。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。

⚠️ 上位10社は、10社とも株価が下がっていました

  1. 8月21日の終値と比べると、上位10社は10社とも株価が下がっていました。下げ幅がいちばん大きかったのはフェイスネットワークの-15.8%です
  2. 予想配当利回りは「1株配当÷株価」なので、配当が同じでも株価が下がると利回りは上がります。利回りが高い会社ほど、なぜ株価が下がっているのか(業績の見通しや市場の評価)を一度確かめておきたいところです

配当と業績の推移は、自分の目で確かめたい

マネックス証券の「マネックス銘柄スカウター」は、口座があれば無料で使える日本株の分析ツールです。売上高や営業利益などを過去10期以上グラフで表示でき、過去10年間の業績で絞り込む「10年スクリーニング」もあります。この一覧で気になった会社の中身を調べるときに便利です。

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100株10万円未満で買える30社

日本株はふつう100株単位で売買するので、株価が1,000円未満なら100株を10万円未満で買えます。172社のうち、10月9日の終値で株価が1,000円未満だったのは30社でした。新NISAの成長投資枠を少しずつ使いたい人にとっては、気になる範囲だと思います!

100株10万円未満で買える、10年減配なし×利回り3%以上の高配当株の上位15社の棒グラフ
100株10万円未満で買える30社のうち、利回りの高い15社。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。
銘柄利回り
1株配当
100株の金額
(株価)
フェイスネットワーク
(3489)
6.14%
45円
7.3万円
(733円)
MS-Japan
(6539)
5.74%
56円
9.8万円
(975円)
野村不動産HD
(3231)
5.19%
44円
8.5万円
(847.5円)
ADワークスグループ
(2982)
5.06%
20円
4.0万円
(395円)
インソース
(6200)
5.04%
35円
7.0万円
(695円)
サンセイランディック
(3277)
4.77%
37.5円
7.9万円
(786円)
平山HD
(7781)
4.77%
42円
8.8万円
(881円)
明豊ファシリティワークス
(1717)
4.75%
44円
9.3万円
(926円)
アクモス
(6888)
4.69%
25円
5.3万円
(533円)
日本M&AセンターHD
(2127)
4.66%
29円
6.2万円
(622.5円)
アルトナー
(2163)
4.63%
43円
9.3万円
(929円)
フジ住宅
(8860)
4.61%
32円
6.9万円
(694円)
日本アクア
(1429)
4.51%
35円
7.8万円
(776円)
毎日コムネット
(8908)
4.49%
39円
8.7万円
(868円)
日本モーゲージサービス
(7192)
4.48%
30円
6.7万円
(669円)
チエル
(3933)
4.46%
23円
5.2万円
(516円)
シライ電子工業
(6658)
4.45%
20円
4.5万円
(449円)
朝日ネット
(3834)
4.30%
25円
5.8万円
(582円)
システナ
(2317)
4.16%
18円
4.3万円
(433円)
プレステージ・インターナショナル
(4290)
4.13%
28円
6.8万円
(678円)
日本瓦斯
(8174)
4.04%
36.8円
9.1万円
(911円)
小松マテーレ
(3580)
3.88%
27円
7.0万円
(695円)
AZ-COM丸和HD
(9090)
3.79%
32円
8.4万円
(844円)
CIJ
(4826)
3.75%
21円
5.6万円
(560円)
シーティーエス
(4345)
3.69%
30円
8.1万円
(812円)
ソーバル
(2186)
3.68%
33円
9.0万円
(896円)
エストラスト
(3280)
3.68%
34円
9.2万円
(925円)
旭情報サービス
(9799)
3.62%
34円
9.4万円
(938円)
ファイバーゲート
(9450)
3.52%
27円
7.7万円
(767円)
NTT
(9432)
3.12%
5.4円
1.7万円
(172.9円)
100株10万円未満で買える30社(利回りの高い順)。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。

最も少ない金額で買えるのはNTTで、100株1.7万円(株価172.9円)です。なお、証券会社によっては1株から買える「単元未満株」のサービスもあり、100株にこだわらなければ、さらに少ない金額から買えます。

国内株の売買手数料を気にせず少しずつ

私がメイン口座にしている楽天証券は、「ゼロコース」を選ぶと国内株式の取引手数料が無料になります(SOR=複数の市場から有利な値段を自動で選ぶ注文の仕組みの利用への同意が必要です)。単元未満株の「かぶミニ」も取引手数料は無料です。

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大手では19社|トヨタ・積水ハウス・アサヒなど

ウォッチリストのうち、以前から追っている大手76社で条件に入ったのは19社でした。利回りは3〜4%台ですが、名前をよく知っている会社が並びます。

大手76社のうち10年減配なし×予想配当利回り3%以上に入った19社の棒グラフ(積水ハウス・大和ハウス・トヨタ自動車など)
大手76社のうち条件に入った19社。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。
銘柄利回り
1株配当
株価
100株の金額
積水ハウス
(1928)
4.33%
145円
3,349円
100株 33.5万円
大和ハウス
(1925)
4.12%
89円
2,158円
100株 21.6万円
第一生命HD
(8750)
4.03%
72円
1,785円
100株 17.9万円
三菱HCキャピタル
(8593)
3.91%
51円
1,304.5円
100株 13.0万円
三井化学
(4183)
3.65%
75円
2,056円
100株 20.6万円
JR九州
(9142)
3.64%
121円
3,327円
100株 33.3万円
アサヒGHD
(2502)
3.61%
57円
1,580円
100株 15.8万円
アステラス製薬
(4503)
3.56%
80円
2,247.5円
100株 22.5万円
武田薬品
(4502)
3.49%
204円
5,843円
100株 58.4万円
MS&AD
(8725)
3.47%
170円
4,895円
100株 49.0万円
T&D HD
(8795)
3.46%
164円
4,735円
100株 47.4万円
トヨタ自動車
(7203)
3.44%
100円
2,910.5円
100株 29.1万円
大林組
(1802)
3.30%
94円
2,850.5円
100株 28.5万円
オリックス
(8591)
3.25%
187.4円
5,770円
100株 57.7万円
大成建設
(1801)
3.23%
380円
11,750円
100株 117.5万円
USS
(4732)
3.14%
56.4円
1,797.5円
100株 18.0万円
NTT
(9432)
3.12%
5.4円
172.9円
100株 1.7万円
SOMPO HD
(8630)
3.05%
200円
6,567円
100株 65.7万円
関西電力
(9503)
3.02%
80円
2,650円
100株 26.5万円
大手76社のうち条件に入った19社(利回りの高い順)。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認)。利回り=1株配当÷株価。

大和ハウス(1株→2株)は2026年9月29日に株式分割をしたため、株価・1株配当とも分割後の数字です。同じ日に1株→2株の分割をした三井住友フィナンシャルグループは、10年減配なしですが、分割後の利回りが2.76%で今回の条件には入りませんでした。

172社の利回りの分布|5%以上は16社

10年減配なし×利回り3%以上の172社の予想配当利回りの分布の棒グラフ
172社の予想配当利回りの分布。当サイト集計。株価は2026年10月9日終値、1株配当は会社予想(102社は2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで確認、70社は8月21日時点)。

利回り帯ごとに数えると、3.0〜3.5%が19社、3.5〜4.0%が53社、4.0〜4.5%が53社、4.5〜5.0%が31社、5.0%以上が16社でした。3%台前半が少ないのは、ウォッチリストの240社を「8月21日時点で利回り3.5%以上」で選んでいるためで、3%台前半の会社が世の中に少ないという意味ではありません。

一覧を見るときの注意点4つ

🚨 この一覧は「買う銘柄リスト」ではありません

  1. 減配なしは過去10年の事実 これからも配当を減らさないという約束ではありません。配当を減らさない方針(累進配当など)を掲げているかどうかは、各社の決算資料や中期経営計画で確認できます
  2. 予想配当は会社予想 期の途中で増額・減額されることがあります。今回確認した中でも、中本パックスは8月時点の74円から82円に増えていました
  3. 利回りが高い=株価が下がっている場合がある 今回の上位10社は、10社とも8月21日より株価が下がっていました。高い利回りの理由を確かめてから考えたいところです
  4. 数えたのはウォッチリストの316社 東証の全銘柄ではありません。10の指標で落ちた会社や、8月21日時点で利回り3.5%未満だった会社(大手76社を除く)は、条件を満たしていても入っていません

20代会社員の私の考え方|高配当株は「主力の外側」に置く

📝 私の意思決定ログ

私は20代後半の会社員で、夫婦共働き、40歳でのFIREを目標にしています。新NISAは楽天証券で、S&P500とNASDAQ100の投資信託を8対2で積み立てていて、ここが資産づくりの主力です。

国内の高配当株も個別に持っていますが(銘柄はここでは書きません)、20代のうちは配当を受け取るより、積立の効率を優先しています。米国の高配当ETFのSCHDも、約5,000円分をお試しで持っているだけです。

だから私は、この一覧を「買う銘柄」ではなく「調べ始める入口」として見ています。気になった会社があれば、配当の推移と、利回りが高い理由をひとつずつ確かめる。高配当株の持ち方のルールは「高配当株7つのルール」に、インデックス投資との比べ方は「インデックス vs 高配当株のFIRE効率比較」にまとめています。

よくある質問

Q. 「10年減配なし」と「連続増配」は何が違いますか?

「減配なし」は、配当が前の年を下回っていないことで、据え置きの年も含みます。「連続増配」は、毎年配当を増やし続けていることです。連続増配の会社は減配なしにも入りますが、減配なしの会社がすべて連続増配とは限りません。

Q. 高配当株は利回り何%からですか?

決まった定義はありません。私のXの投稿「今日下がった高配当株」では、税引き後でおよそ3%(税金20.315%を引く前で3.75%)を目安にしています。この記事では、少し広めに3%以上で数えました。

Q. 株価や利回りはいつの数字ですか?

株価は2026年10月9日(金)の終値です。1株配当は会社予想で、記事で名前を出した55社は10月12日に確認しました。株価は毎日動くので、利回りも日々変わります。

Q. 172社の全部を見ることはできますか?

この記事では、10月12日に配当予想を確認できた55社に絞って名前を載せています。10の指標で選んだ高配当株のうち、その日に株価が下がった銘柄は、X(@lifef3000)の「今日下がった高配当株」で紹介しています。

まとめ|10年減配なし×利回り3%以上は172社。一覧は「調べる入口」に

ウォッチリスト316社を2026年10月9日の終値で数えると、10年減配なしで予想配当利回り3%以上の会社は172社でした。利回りの上位は5%台、100株10万円未満で買えるのは30社、大手ではトヨタ自動車や積水ハウスなど19社が入っています。

大事なのは、一覧の数字をそのまま信じるより、気になった会社の中身を確かめること。減配なしは過去の事実、配当は会社予想、そして利回りが高いのは株価が下がっているからかもしれません。この3つを頭に置いて、自分の目で一社ずつ見ていってください!

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📚 出典

🕒 更新履歴:2026年10月12日 公開/同日 和田興産の配当予想の増額(60円→67円)を反映し、利回りトップ10と利回りの分布を修正

🛠 この記事の作り方:株価は2026年10月9日の終値です。予想配当利回りは会社予想の1株配当÷株価で、記事で名前を出した55社を含む102社は2026年10月12日にYahoo!ファイナンスで会社予想を確認し、残りの70社は2026年8月21日時点の会社予想で計算しました。「10年減配なし」は、株式分割を調整した年間配当の実績が直近10年で一度も前の年を下回っていないことで、IRBANKなどの配当実績から当サイトで判定しています。2026年9月29日に株式分割をした会社は、分割後の株数に合わせて換算しました。本記事は情報の整理であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。記載のリンクにはアフィリエイト広告が含まれます。

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この記事を書いた人

mのアバター m 20代会社員 / FIRE目指し中

20代の普通の会社員です。手取り20万円台からFIREを目指して資産形成中!投資・節約・副業のリアルな記録を発信しています。一緒にFIREを目指す仲間が増えたら嬉しいです。

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