【2026年版】副業20万ルールの落とし穴|住民税申告を忘れるな

副業20万ルールの正しい使い方 - アイキャッチ画像

「副業で年20万円以下なら確定申告しなくていいって聞いたけど、本当にそれだけでOK?」 「住民税の申告って何?聞いたことないんだけど…」 「結局、副業で10万円稼いだら何をすればいいの?」

この記事を読んでいるあなた、たぶん今こんな気持ちですよね!

私も副業を検討したとき、最初に調べたのがこの「20万ルール」でした。ネットで調べると「20万以下は申告不要!」と書いてある記事がたくさんあるんですが、調べれば調べるほど話がそれだけじゃないことに気づいたんです…!

結論から言うと、「20万以下は申告不要」は所得税の確定申告の話だけ住民税の申告は別ルールで、所得が1円でもあれば原則として市区町村への申告が必要です。

「えっ、そんなの聞いたことない!」と思った方、あなたの感覚は完全に正しいです。ほとんどのメディアが所得税の話で止まってしまっていて、住民税について触れていないから知らない人がめちゃくちゃ多いんですよね。

この記事では、FIREを目指す20代会社員の私が、

  • 副業20万ルールの正しい意味
  • 副業所得5万・10万・20万円で住民税がいくら増えるかシミュレーション
  • 住民税を申告しなかった場合の延滞金の具体的な計算例
  • 20万以下でも確定申告した方がトクな5つのケース
  • 住民税の申告方法(具体的な手順)
  • 会社にバレない方法

まで、数字つきで徹底解説します!


目次

【結論】副業で利益10万円を出したら、やることは1つだけ

先に結論です!「副業で10万円の利益を出したとき、結局何すればいいの?」の答えはこれ!

やること必要?提出先理由
所得税の確定申告不要税務署20万以下だから免除
住民税の申告必要お住まいの市区町村の役所住民税に20万ルールはない

やることは「住民税の申告を市区町村の役所に出す」、これだけです!

ただし裏ワザがあって、あえて確定申告してしまえば、住民税の申告は不要になります(確定申告した情報は税務署→市区町村に自動連携されるため)。これは後ほど詳しく解説しますね!


副業20万ルールとは?基本を30秒で理解

副業20万ルールとは、国税庁が定める次のルールです!

給与を1か所から受けていて、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円以下の方は、確定申告をする必要はありません。
国税庁「確定申告が必要な方」参照)

ポイントは3つ!

  • この20万ルールは「所得税の確定申告」に限った話
  • 判定基準の「20万」は収入(売上)ではなく所得(経費を引いた後の金額)
  • 住民税にはこのルールが存在しない

この3つ目が落とし穴で、多くの人が見落としています!


「収入」と「所得」は違う!計算例で確認

20万ルールの「20万」は所得です。所得と収入を混同すると、本来は申告不要なのに申告してしまう(損)、または申告が必要なのにしない(違法)というミスが起きます!

計算式

副業の所得 = 副業の収入(売上)− 必要経費

具体例で見てみましょう

ケース副業収入(売上)経費所得確定申告
ケース①15万円0円15万円不要
ケース②30万円12万円18万円不要
ケース③25万円3万円22万円必要
ケース④50万円35万円15万円不要

ケース②がわかりやすい例です。売上は30万円で一見20万超えに見えますが、経費12万円を引くと所得は18万円。20万以下なのでセーフ

逆にケース③は売上25万円と少なく見えても、経費を引いた所得が22万円で20万超え。確定申告が必要になります。

必要経費にできるもの(例)

  • パソコン・スマホの購入費(副業使用分)
  • 副業に使った通信費(インターネット・電話代の案分)
  • 書籍・教材費
  • 交通費
  • 副業専用のソフトウェア・サブスクリプション

「経費を差し引いたら20万以下だった」ということもよくあるので、経費の記録は絶対つけてくださいね!


【核心】住民税には20万ルールがない。なぜ?

所得税と住民税のルールの違い:所得税は20万ルールあり、住民税は20万ルールなし

ここがこの記事で一番大事な部分です!

所得税には「20万以下は確定申告不要」というルールがありますが、住民税(市民税・県民税)にはこのルールが存在しません

名古屋市の公式サイトでも次のように明記されています。

市民税・県民税には、所得税のような申告の省略範囲はありません。
名古屋市公式ウェブサイト参照)

つまり、副業で所得が1円でもあれば、原則として住民税の申告を市区町村に対して行う必要があるんです。

なぜ「聞いたことない」のか?

「住民税の申告が必要だなんて初めて聞いた!」と感じるのは、あなただけではありません。理由は3つ!

1. 確定申告した人は住民税申告が不要になる(確定申告の情報が自治体に自動連携)ので、確定申告している人は知る必要がない 2. 多くのメディアが「20万以下は申告不要!」で説明を止めてしまっている 3. 実際に少額の未申告で追徴されるケースが多くないため、認知が広がりにくい

ただし、ルール上は必要ですし、近年はマイナンバーで所得情報の名寄せが進んでいるため、把握される可能性は年々上がっています。


住民税はいくら増える?副業所得別シミュレーション

「住民税の申告が必要なのはわかった。で、いくら払うの?」が気になりますよね!

住民税の仕組み(2つの税金の合計)

住民税は「所得割」と「均等割」の2つで構成されています。

種類計算方法金額
所得割課税所得 × 一律10%(都道府県4% + 市区町村6%)所得に比例
均等割定額(都道府県1,000円 + 市区町村3,000円 + 森林環境税1,000円)年間5,000円

副業分の住民税をざっくり計算するなら、こう覚えてください!

副業で増える住民税 ≒ 副業所得 × 10%

(※均等割は本業で既にかかっているので、副業分では追加されません)

副業所得別の住民税増加シミュレーション

副業所得(年間)住民税の増加額(概算)月あたり
5万円約5,000円約417円/月
10万円約1万円約833円/月
15万円約1万5,000円約1,250円/月
20万円約2万円約1,667円/月

副業所得10万円なら、住民税は年間で約1万円増えるイメージです。月に換算すると約833円。コンビニコーヒー1杯×3回分くらいですね。

「たった1万円か」と思うかもしれませんが、この1万円を申告しなかった場合に何が起きるか…次のセクションで解説します!


申告しないとどうなる?ペナルティの具体的な計算

住民税の申告をしなかった場合、以下のリスクがあります。

①延滞金

住民税を納期限までに払わなかった場合、延滞金が発生します。

期間延滞金の利率
納期限の翌日〜1ヶ月以内年7.3%
1ヶ月超過分年14.6%

たとえば副業所得10万円の住民税1万円を1年間放置した場合…

延滞金 ≒ 1万円 × 14.6% = 約1,460円

金額自体は大きくないですが、問題は「未申告」が発覚した場合に過去の分もさかのぼって請求されること。税務調査は最大で過去7年間さかのぼることができます。

②無申告加算税(確定申告が必要だったのにしなかった場合)

所得が20万を超えていて確定申告が必要だったのに無申告だった場合はさらに厳しくなります。

状況加算税率
税務署の調査前に自主的に申告5%
税務署の調査後に申告(50万円以下部分)15%
税務署の調査後に申告(50万円超部分)20%
悪質な隠蔽と判断された場合(重加算税)35〜40%

③その他のデメリット

  • 国民健康保険料の減額が受けられなくなる(住民税申告をしていないと所得不明扱いで減額判定ができない)
  • 課税(非課税)証明書が発行できない(住宅ローン審査や児童手当の手続きで必要になることがあります)

「たった1万円だし申告しなくていいか」は割に合わないリスクだということがわかりますよね!


副業が会社にバレる仕組みと対策

バレる原因は住民税の金額差

会社員の住民税はデフォルトで「特別徴収」=会社が給与から天引きして納付する方式です。

副業の所得を申告すると、その分も上乗せされた住民税が会社に通知されます。つまり、「同じ給料なのにこの人だけ住民税が高い」と経理担当にバレるわけです。

対策:「自分で納付(普通徴収)」を選ぶ

確定申告書、または住民税の申告書に、住民税の納付方法を選ぶ欄があります。

「住民税・事業税に関する事項」欄 → 「自分で納付」にチェック

これで副業分の住民税は自宅に納付書が届く形になるので、会社経由で通知されることはなくなります。

普通徴収にした場合の納付スケジュール

時期内容
6月頃市区町村から納税通知書が届く
6月・8月・10月・翌1月年4回に分けて納付
納付先銀行・郵便局・コンビニ・口座振替など

ただし、自治体によっては普通徴収を認めないケースもあるので、事前にお住まいの市区町村の税務課に確認しておくと安心です。


20万以下でも確定申告した方がトクな5つのケース

「20万以下だから確定申告は不要!ラッキー!」と思うかもしれませんが、むしろ確定申告した方がお金が戻ってくるケースがあります。

①副業の報酬から源泉徴収されている場合

ライター業やデザインの報酬は、支払い側が10.21%の源泉所得税を差し引いて振り込むことが多いです。

例:報酬10万円の場合

  • 振込額:89,790円(10,210円が源泉徴収済み)
  • 実際の所得税:副業所得10万円なら税率5%で約5,000円
  • 確定申告すれば、差額の約5,000円が還付される可能性!

②医療費控除を受ける場合

年間の医療費が10万円(所得200万未満の場合は所得の5%)を超えた場合、確定申告で医療費控除を受けられます。

この場合、副業所得が20万以下でも全ての所得を記載して確定申告する必要があります。ただし、医療費控除で戻ってくるお金の方が大きいので、結果的にプラスになることが多いです!

③ふるさと納税の寄附金控除を受ける場合

ワンストップ特例制度を使わずに確定申告でふるさと納税の控除を受ける場合も、全所得を記載しての確定申告が必要です。

④副業が赤字の場合(事業所得に限る)

副業を事業所得として申告できる場合、赤字分を本業の給与所得と損益通算して税金が戻ってくることがあります!

ただし、2022年の国税庁通達で「副業収入が年300万円以下かつ帳簿書類の保存がない場合は、原則として雑所得に区分」という判断基準が示されました。雑所得では損益通算ができないので、帳簿をしっかりつけることが事業所得認定の重要ポイントです。

⑤前年の予定納税があった場合

前年に副業で多く稼いで予定納税をしている場合、今年の所得が大幅に下がっていれば還付を受けられます。

💡 確定申告すれば住民税の申告は不要になる!

これが一番大事な裏ワザです。確定申告をすれば、その情報が税務署→市区町村に自動連携されるため、住民税の申告を別途する必要がなくなります

つまり、

  • 確定申告なしの場合 → 住民税の申告を市区町村に自分で出す必要あり
  • 確定申告ありの場合 → 住民税の申告は不要(自動連携)

「住民税の申告ってどうやるのかわからないし面倒…」という人は、いっそ確定申告してしまう方がラクです!e-Taxならスマホ+マイナンバーカードで自宅から完結するので、手間はほぼ同じです。


住民税の申告方法(確定申告しない場合の手順)

確定申告をしない場合、住民税の申告は自分で行う必要があります。手順は意外とシンプルです!

申告の流れ

1. お住まいの市区町村の役所で「住民税申告書」を入手

  • 窓口でもらう、またはホームページからダウンロード
  • 電子申告に対応している自治体も増えています

2. 前年(1月〜12月)の副業所得を記入

  • 収入金額、経費、差し引き後の所得を記入
  • 経費の領収書やレシートを添付(求められる場合)

3. 住民税の納付方法を選択

  • 「特別徴収(会社天引き)」or「普通徴収(自分で納付)」を選ぶ
  • 会社にバレたくない場合は普通徴収を選択

4. 窓口・郵送・電子申告で提出

  • 申告期限:毎年3月15日(土日祝の場合は翌平日)

必要な書類

  • マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
  • 副業の収入がわかる書類(支払調書、売上明細など)
  • 経費の領収書・レシート
  • 源泉徴収票(本業の給与分)
  • 印鑑(自治体による)

会社員の副業でよくある勘違い5選

副業の税金でよくある勘違いを5つまとめました!

①「収入20万以下は申告不要」→ 所得(経費後)で判定

20万ルールは収入ではなく所得で判定します。売上30万円でも経費12万円なら所得18万円で確定申告不要です!

②「確定申告不要=住民税も不要」→ 住民税は別ルール

住民税には20万ルールがありません。 確定申告が不要でも、住民税の申告は市区町村に対して別途必要です。

③「少額ならバレない」→ マイナンバーで名寄せが進んでいる

マイナンバー制度により、副業の支払調書と本人情報の名寄せが進んでいます。また住民税額の変動は会社の経理にも気づかれやすいポイントです。

④「副業禁止でもやって大丈夫」→ 就業規則違反で懲戒リスク

副業禁止の会社で副業すると就業規則違反になる可能性があります。最近は副業OKの会社も増えているので、まず就業規則を確認してください!

⑤「赤字なら何もしなくていい」→ 確定申告で税金が戻ることも

副業が事業所得で赤字なら、本業の給与所得と損益通算できて税金が戻る可能性があります。ただし帳簿の保存が必要で、年収300万円以下かつ帳簿なしの場合は雑所得扱いとなり損益通算はできません。


【20代会社員視点】副業を始めるなら最初にやる3つ

私自身が副業を検討したとき、最初に整理したのはこの3つでした!

1. 就業規則を確認する: 副業OKか?届出は必要か? 2. 副業専用の銀行口座・クレカを作る: 本業と混ざると経費の計算が地獄になります 3. 家計簿アプリで自動記録を始める: 手動は絶対続かないので最初から自動化

特に3番目がめちゃくちゃ大事です!副業の利益が20万を超えるかどうかは、年末に慌てて計算してもダメ。毎月の収支をリアルタイムで把握しておけば、「あ、今年は20万超えそうだから確定申告の準備しよう」と余裕を持って対応できます!

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副業の税金で困ったときに頼れる相手

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相談先費用特徴
税務署の無料相談無料確定申告時期は混雑するが、一般的な質問なら対応してくれる
市区町村の税務課無料住民税の申告方法・普通徴収の可否を確認できる
税理士(有料相談)有料(5,000円〜)個別の事情に合わせた具体的なアドバイスがもらえる
会計ソフトのサポートソフト料金内freee・マネーフォワードクラウド確定申告にはチャットサポートあり

副業税金の初歩的な疑問なら、まずは税務署の無料相談がオススメです!


まとめ:20万ルールの正体を理解して、安心して副業しよう

お疲れ様でした!最後にこの記事のポイントを整理します!

  • 副業20万ルールは所得税の確定申告が不要になるライン
  • 20万の基準は「収入」ではなく「所得(経費控除後)」
  • 住民税には20万ルールがない → 所得があれば市区町村に申告が必要
  • 副業所得10万円なら住民税は年間約1万円(月833円)増える
  • 住民税の申告を怠ると延滞金(年7.3〜14.6%)+過去7年さかのぼりリスク
  • 会社バレ防止は住民税を「自分で納付(普通徴収)」にチェック
  • 確定申告すれば住民税の申告は不要になる(裏ワザ)
  • 源泉徴収されてる人は確定申告で還付金が戻る可能性あり

副業は正しくやれば、本業+αの収入源が手に入る有効な選択肢です!税金周りは最初にルールを理解しておけば怖くありません。

まずは就業規則の確認と、経費記録の自動化から始めてみてくださいね!


⚠️ 免責事項

本記事は2026年4月時点の情報に基づく一般的な解説であり、筆者は税理士ではありません。税金や副業の扱いは個別の状況・最新の法改正・自治体の運用によって異なる場合があります。特定の個別事案に関する判断は必ず所轄の税務署または税理士にご相談ください。本記事の情報に基づく判断で生じた損害について、当サイトは一切の責任を負いません。


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この記事を書いた人

mのアバター m 20代会社員 / FIRE目指し中

20代の普通の会社員です。手取り20万円台からFIREを目指して資産形成中!投資・節約・副業のリアルな記録を発信しています。一緒にFIREを目指す仲間が増えたら嬉しいです。

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