「楽天の会員情報が1億件流出?」「楽天ドライブで不正アクセス」——10月6日から7日にかけて、楽天の情報漏えいに関するニュースが続けて流れました! 楽天市場や楽天カード、楽天証券をまとめて使っている人ほど、「自分の口座は大丈夫なの?」とドキッとしたはずです。
私もメインの証券口座は楽天証券です。だからこそ、まずは何が確認されていて、何が確認されていないのかを落ち着いて分けてみました。この記事では、楽天ドライブの公式のお知らせ、楽天証券の公式のセキュリティページとお知らせ一覧、楽天ID(楽天会員)のヘルプ、それに楽天グループの回答を伝えた報道だけを根拠に、楽天証券を使っている人がまずやる確認を4つにまとめました。
結論|楽天証券に発表はない。それでも確認は4つだけやっておく
🧭 この記事の要点
- 公表された漏えい 楽天ドライブ(楽天モバイルのクラウド保存サービス)への不正アクセス。保存データ1万5,382件、暗号化されたパスワード313件などが取得・閲覧されました(10月6日公表)
- 確認されていない話 「楽天会員1億件」の販売投稿について、楽天グループは漏えいの事実は確認されていないと回答しています(10月7日の報道)
- 楽天証券は 10月7日時点のお知らせに、この件の発表はありません。ログインはパスキーか追加認証が必須です
- やること ログイン履歴を見る、ログインをパスキーにする、パスワードの使い回しをやめる、楽天を名乗るメールのリンクを開かない、の4つです
何が起きた?|「楽天の情報漏えい」ニュースは2つある
今回のニュースは、ひとまとめに「楽天の情報漏えい」と呼ばれていますが、中身は2つの別々の話です。ここを分けるだけで、だいぶ落ち着いて読めるようになりますよ!

1つ目:楽天ドライブへの不正アクセス(公表済み)
楽天モバイルが提供するクラウド保存サービス「楽天ドライブ」は10月6日、第三者が一部システムの管理用アカウントの認証情報を不正に取得し、システムにアクセスしたと発表しました。取得・閲覧された情報は次のとおりです。
| 対象の情報 | 件数 |
|---|---|
| アカウント名・表示名・ プロフィール画像のURL (8月27日) | 687件 |
| 上記に加えて、 暗号化されたパスワード (8月27日) | 313件 |
| 楽天ドライブに保存された データ(写真・文書など) (1月29日〜9月17日) | 1万5,382件 |
楽天ドライブは、不正アクセスの経路をふさぎ、対象の人にはメールなどで個別に知らせるとしています。発表の時点では、この件による二次被害は確認されていないそうです。
2つ目:「楽天会員1億件」販売の投稿(確認されていない)
10月7日には、盗んだデータが売り買いされるサイバー犯罪フォーラムに、楽天の会員情報1億件超をうたう販売の投稿があったと報じられました。ITmedia NEWSの取材に対し、楽天グループは漏えいの事実は「確認されていない」と回答し、投稿に載っていたサンプルのデータについても該当するアカウントは確認されていないと答えています。楽天ドライブの件との関係については、回答の中で触れられていません。
楽天証券は大丈夫?|10月7日時点で発表はなし
一番気になるのはここですよね。楽天証券のお知らせ一覧(10月7日時点)を確認しましたが、今回の件に関するお知らせは出ていません。
そのうえで知っておきたいのが、楽天証券のログインのしくみです。楽天証券では2025年6月1日から、すべての取引チャネルで「パスキー認証」か「ログイン追加認証」が必須になっています。
| 楽天証券のしくみ | 内容 |
|---|---|
| ログイン追加認証 | IDとパスワードに加えて、 登録メールに届く絵文字を 選んで認証 |
| パスキー認証 | スマホの指紋・顔・PINで 認証(パスワードの代わり) |
| ログイン通知メール | ログインがあるとメールが 届く(自動で設定済み) |
| ログイン履歴 | ログイン後の画面で 過去3か月分を表示 |
つまり、仮にどこかでパスワードが漏れていたとしても、それだけでは楽天証券にログインできないしくみになっています。もちろん「だから絶対に安全」という意味ではありません。楽天証券自身も、フィッシング詐欺やスパイウェアなどでIDやパスワード、取引暗証番号を抜き取られる被害が出ていると注意を呼びかけています。だからこそ、次の4つの確認を自分でやっておくのが安心です。
まずやる確認4つ|楽天証券・楽天IDを使っている人向け

① ログイン履歴を見る
楽天証券は、ログイン後の画面で過去3か月分のログイン履歴を見られます。自分が使っていない時間や端末からのログインがないかを確かめましょう。楽天ID(楽天会員)のヘルプにも、ログイン履歴やログインアラートの案内があります。
なお、楽天証券の公式のよくある質問では、ログインしていない時間に追加認証のメールが届く理由として、楽天証券を登録している家計簿アプリなどの資産管理ソフトが代わりにログインしようとしている場合を挙げています。覚えのないメールが届いたら、まずログイン履歴と、資産管理ソフトの設定を確認してみてください。
② ログインをパスキーにする
パスキーは、スマホの指紋や顔、PINコードで本人確認をするログイン方法です。パスワードを入力しないので、偽サイトにパスワードを打ち込んでしまう心配が減ります。楽天証券はパスキー認証に対応していて、楽天IDも、パスワードに加えてパスキーを追加できます(使えるサービスは順次広がっている段階です)。
③ パスワードの使い回しをやめる
楽天IDと楽天証券、さらにほかのサービスで同じパスワードを使っている場合は、ここで変えておきましょう。どこか1つで漏れると、同じパスワードを使っているほかのサービスにも入られるおそれがあるからです。楽天ドライブを使っていた人は、楽天ドライブの公式の案内に沿ってパスワードを見直してください。
④ 楽天を名乗るメール・SMSのリンクを開かない
大きなニュースのあとは、それに便乗した偽メールが出回りやすくなります。楽天ドライブも、身に覚えのないログインや請求、なりすましと思われる連絡は開かずに、窓口か警察に相談するよう呼びかけています。楽天証券や楽天IDの確認は、メールのリンクからではなく、ブックマークや公式アプリから入って行うのが安全です。
楽天に限らず、相次ぐ情報漏えいに備えて自分の側でできることは、相次ぐ情報漏えい|個人のセキュリティ対策7つ、最優先はパスキーに、金融庁・警察庁・総務省の一次資料をもとに7つにまとめています。
楽天ドライブを使っていた人は|通知メールと問い合わせ窓口
楽天ドライブの対象になった人には、楽天ドライブからメールなどで個別に知らせが届きます。問い合わせ先は、楽天ドライブのお問い合わせフォームと、臨時サポート窓口(電話0800-600-6600、年中無休9時〜17時、日本語のみ)です。ただし、通知を装った偽メールもありえるので、メールのリンクではなく、楽天ドライブの公式サイトのお知らせから確かめるようにしてください。
私の意思決定ログ|楽天証券は使い続ける。確認は設定で
📝 私の意思決定ログ
私は20代後半の会社員で、40歳でのFIREを目標に、楽天証券で新NISAの積立を続けています。今回のニュースを受けても、楽天証券から口座を移す理由にはならないと考えています。
理由は2つです。1つ目は、公表された漏えいは楽天ドライブのもので、楽天証券からの発表はないこと。2つ目は、楽天証券はパスワードだけではログインできないしくみになっていて、漏えいへの備えは「どの証券会社を使うか」よりも「自分のログインの設定」で決まる部分が大きいことです。口座を移す手間をかけるより、ログイン履歴とログインの方法を確かめるほうが、ずっと確実だと思います。
よくある質問
Q. 楽天証券から情報が漏れたのですか?
10月7日時点で、楽天証券からそのような発表はありません。公表されているのは楽天ドライブ(楽天モバイルのサービス)への不正アクセスで、「楽天会員1億件」の販売の投稿については、楽天グループが漏えいの事実は確認されていないと回答しています。
Q. 楽天証券のパスワードは変えたほうがいいですか?
ほかのサービスと同じパスワードを使っているなら、変えておくのがおすすめです。楽天証券はログインにパスキーか追加認証が必須なので、パスワードだけで入られるしくみではありませんが、使い回しをやめておけば、どこかで漏れたときの被害を小さくできます。
Q. 楽天ドライブの対象かどうかは、どうすればわかりますか?
対象の人には楽天ドライブからメールなどで個別に知らせが届きます。ただし、通知を装った偽メールにも注意が必要です。心配な人は、楽天ドライブの公式サイトのお知らせか、臨時サポート窓口(0800-600-6600)で確かめてください。
Q. 楽天証券から別の証券会社に移したほうがいいですか?
この記事では、口座を移すかどうかを決めつけません。判断材料として、10月7日時点で楽天証券からの発表はないこと、楽天証券のログインにはパスキーか追加認証が必須であることを紹介しました。どの証券会社でも、ログインの設定を自分で確かめることが一番の備えです。
まとめ|慌てて動く前に、分けて読んで、4つだけ確認
10月6日に公表されたのは楽天ドライブへの不正アクセスで、10月7日に報じられた「楽天会員1億件」は、楽天グループが確認されていないと回答している話です。楽天証券からの発表は、10月7日時点でありません。
不安なニュースのときこそ、慌てて口座を動かすより、ログイン履歴を見る、パスキーにする、パスワードの使い回しをやめる、偽メールのリンクを開かない、の4つを淡々とやるのがいちばんです。私もこの4つを、楽天証券のメイン口座で確かめておこうと思います!
🏦 これから証券口座を開く人へ
楽天証券は、ログインのときにパスキーか追加認証が必須です(2025年6月から)。私のメイン口座も楽天証券で、新NISAの積立を続けています。口座を開いたら、最初にログインの設定を確かめておくと安心です。
楽天証券の口座開設ページを見る口座を開いたあとにやる設定は、楽天証券の始め方|口座開設5ステップと最初にやる初期設定5つにまとめています。
📚 出典(いずれも2026年10月7日に確認)
- 楽天ドライブ「『楽天ドライブ』における不正アクセスの発生について」(10月6日)
- ITmedia NEWS「1億件超えの『楽天会員』情報が闇フォーラムで販売?」(10月7日)
- 楽天証券 「セキュリティ」「ログイン追加認証」「お知らせ」
- 楽天ID ヘルプ「パスキーに関するよくあるご質問」
🕒 更新履歴:2026年10月7日 公開
🛠 この記事の作り方:楽天ドライブの件は楽天ドライブの公式のお知らせ、楽天証券のしくみは楽天証券の公式ページから転記しました。「楽天会員1億件」の件は楽天グループの公式の発表が見当たらないため、楽天グループの回答を伝えた報道を出典にしています。楽天証券からの発表がないことは、楽天証券のお知らせ一覧で確認したもので、今後の発表で状況が変わる可能性があります。本記事は情報の整理であり、特定の金融商品やサービスの利用・解約をすすめるものではありません。記載のリンクにはアフィリエイト広告が含まれます。

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